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時期
1886–1905年
地域
フランス
本DB収録 17 点

ポスト印象派

Post-impressionism

1880年代後半から1900年代初めのフランスで、印象派の明るい色彩を受け継ぎながら、光の再現を超えて構造や象徴、感情を画面に求めた画家たちの総称。セザンヌ、ゴーギャン、ゴッホ、スーラらが含まれる。

解説OVERVIEW

定義と時代背景

ポスト印象派は、一つの団体や綱領を持つ流派ではなく、印象派の後に現れた個性の異なる画家たちをまとめて呼ぶ名称である。名付け親は英国の批評家ロジャー・フライで、1910年にロンドンで開いた展覧会「マネとポスト印象派」に由来する。おおむね、印象派が最後のグループ展を開いた1886年頃から、フォーヴィスムが登場する1905年頃までの動きを指す。

造形上の特徴

共通するのは、印象派が切り開いた明るい色彩を土台にしながら、移ろう光を写すことにとどまらなかった点である。セザンヌは形を単純な量塊に還元して画面の構造を組み立て、スーラは色の点を規則的に並べる点描で光を理論化した。ゴーギャンは平らな色面と太い輪郭線(クロワゾニスム)で象徴的な世界を描き、ゴッホは厚く盛った筆触(インパスト)と強い補色で感情をあらわした。輪郭線や色面、筆触がそれ自体として主張していることが、見分ける手がかりになる。

代表画家と代表作

フィンセント・ファン・ゴッホの《星月夜》(1889年)のほか、セザンヌの《サント=ヴィクトワール山》の連作、《大水浴図》(1900〜1906年)、スーラの《グランド・ジャット島の日曜日の午後》(1884〜1886年)、ゴーギャンの《黄色いキリスト》(1889年)や《我々はどこから来たのか 我々は何者か 我々はどこへ行くのか》(1897〜1898年)、トゥールーズ=ロートレックの《ムーラン・ルージュにて》(1892〜1895年)などが代表作として挙げられる。

前後の流派との関係

ポスト印象派の画家たちは、印象派が光と色の観察で得た自由を出発点に、その先で失われかけた形の確かさや、画面に込める意味を取り戻そうとした。その試みは次の世代に分かれて受け継がれる。セザンヌの構造への関心はピカソやブラックのキュビスムへ、ゴッホとゴーギャンの色彩と表現はフォーヴィスムやドイツ表現主義へ、ゴーギャンの象徴性はナビ派へとつながっていった。

代表画家ARTISTS

代表作MAJOR WORKS

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