平らに塗った明るい色面を、濃い輪郭線で囲んで区切る描き方。金属の仕切りで色を分ける七宝(クロワゾネ)にたとえてこう呼ばれ、日本の浮世絵やステンドグラス、中世の彩色画からの示唆が指摘される。1888年頃、ブルターニュのポン=タヴァンでエミール・ベルナールとゴーギャンが用い、ゴーギャンの《黄色いキリスト》はその代表とされる。陰影や遠近より、色と形そのものの働きを前に出す。