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ピーテル・ブリューゲル(父)の肖像

ヨハネス・ウィーリクス(帰属)《ピーテル・ブリューゲルの肖像》1572年、版画。ドミニクス・ランプソニウスの詩を添えたネーデルラント画家の肖像集の一葉

Wikimedia Commons / アムステルダム国立美術館 / CC0
生没年
1525–1569年
国籍
南ネーデルラント
様式
北方ルネサンス
本DB収録 8 点

ピーテル・ブリューゲル(父)

Pieter Bruegel the Elder

1525年頃に生まれ、1569年にブリュッセルで没した南ネーデルラントの画家。ことわざや農民の暮らし、四季の風景を、細部まで観察の行き届いた群像と広大な眺めで描いた。

略歴BIOGRAPHY

生涯

生年は1525〜1530年頃、生地も定かでない。1551年にアントウェルペンの聖ルカ組合に親方として登録され、1552〜1554年頃にイタリアを旅した。帰国後は版画商ヒエロニムス・コックのもとで版画の下絵を描いた。1563年に師ピーテル・クック・ファン・アールストの娘マイケンと結婚してブリュッセルへ移り、1569年9月9日に没した。

様式の変遷

初期の《ネーデルラントの諺》(1559年)や《子供の遊戯》(1560年)では、高い視点から見た広場に無数の人物を描き込み、ことわざや遊びを百科事典のように並べた。1562〜1563年頃には《叛逆天使の墜落》や《悪女フリート》など、ボスに学んだ幻想的な画面を描く。移住後は《バベルの塔》を経て、1565年に季節の連作を仕上げ、晩年の《農民の婚宴》では大きな農民の姿に暮らしの手触りを込め、《絞首台の上のカササギ》では風景に絞首台を立てた。

代表作

《悪女フリート》(1563年、マイヤー・ファン・デン・ベルグ美術館)のほか、《ネーデルラントの諺》(1559年、ベルリン絵画館)、《バベルの塔》(1563年、ウィーン美術史美術館)、《ゴルゴタの丘への行進》(1564年、同)、《雪中の狩人》(1565年、同)、《農民の婚宴》(1567年頃、同)と、対をなす《農民の踊り》(1568年頃、同)が知られる。現存する油彩は40点ほどで、12点前後が同館にある。

影響

ファン・エイク以来の北方ルネサンスの写実に、ボスの幻想と民衆の言葉を結びつけた画家である。農民を好んで描き「農民のブリューゲル」とも呼ばれる。長男ピーテル(子)は父の構図を写し広め、次男ヤン(父)は花や風景の緻密な描写で知られる。作品はルーベンスらも愛蔵し、その画題は、17世紀のフランドルとオランダの風俗画・風景画に受け継がれた。

代表作MAJOR WORKS

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