花、果物、野菜、魚や獲物、器や酒など、動かないもの、命のないものを主題とする絵や彫刻。テートの用語解説によれば、食べ物や酒の楽しみをたたえることも、その楽しみのはかなさや人生の短さを戒めること(メメント・モリ)もある。17世紀にフランスのアカデミーが定めた主題の序列では、歴史画・肖像画・風俗画・風景画に次ぐ最下位とされた。近代には形を試す素地となり、セザンヌの《リンゴの籠》などに例がある。