クレジット方針 収録範囲について お問い合わせ
作品COLLECTION 画家ARTISTS 流派MOVEMENTS 時代PERIODS 所蔵MUSEUMS 様式史HISTORY 用語集GLOSSARY 検索SEARCH
NO PORTRAIT
生没年
1593–1652年
国籍
ロレーヌ公国
様式
バロック
本DB収録 1 点

ジョルジュ・ド・ラ・トゥール

Georges de La Tour

17世紀ロレーヌの画家。リュネヴィルを拠点に、ろうそくの光に照らされた静かな夜の場面を描いた。死後ほぼ3世紀のあいだ忘れられ、20世紀に再発見された。

略歴BIOGRAPHY

生涯

画家の生地にあるモーゼル県立ジョルジュ・ド・ラ・トゥール美術館によれば、1593年、ヴィック=シュル=セイユにパン屋の子として生まれた。画家としての修業はいまもよくわかっていない。ディアヌ・ル・ネールと結婚してリュネヴィルに移り、息子エティエンヌとともに制作した。フリック・コレクションによれば、1620年までにリュネヴィルに落ち着き、1639年の文書には「国王付画家」と記される。パリを訪れており、作風からはオランダやローマへ旅した可能性もうかがえる。1652年、リュネヴィルで没した。

様式の変遷

ラ・トゥール美術館によれば、「夜の画家」とも呼ばれ、悔悛するマグダラのマリアなど、ろうそくの柔らかな光に包まれた絵がとくに名高い。宗教画のほか、賭博をする人や物乞い、老人といった日常の人々にも関心を寄せた。カラヴァッジョに学んでキアロスクーロを取り入れたが、その光は劇的というより、静かで精神的な、瞑想を誘うものである。晩年の作では形を単純にし、光と意味という本質にすべてを集中させた。

代表作

《灯火の前のマグダラのマリア》(1642〜1644年頃、ルーヴル美術館)、同館の《ダイヤのエースを持ついかさま師》と《イレネに介抱される聖セバスティアヌス》、生地の美術館にある晩年の《荒野の洗礼者聖ヨハネ》(1650〜1652年頃)が知られる。

影響

ラ・トゥール美術館によれば、画家の名はほぼ3世紀のあいだ忘れられ、20世紀に歴史家たちが作品を見いだして、ニコラ・プッサンやル・ナン兄弟と並ぶ17世紀の巨匠の地位を取り戻した。1915年のヘルマン・フォスの先駆的な研究以来、作品が見つかるたびに画家の独自性が明らかになり、20世紀半ばからは、名高い収集には少なくとも1点のラ・トゥールが欠かせないとされた。いま真作とされるのは約40点(一部は判断が分かれる)で、ほかに約15点が忠実な古い模写でのみ知られる。

代表作MAJOR WORKS

広告