野外の水辺で水浴する裸の人物を、群像として描く主題。古代神話に由来し、ルネサンス以降は水浴するディアナやスザンナのように物語の体裁をとった。19世紀に入ると物語の口実が外れ、裸体と風景の組み合わせそのものが主題になる。クールベ、ルノワール、スーラが手がけ、セザンヌは30年以上にわたり油彩と水彩で繰り返し取り組んで、《大水浴図》という最大の画面に至った。