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所在地
チェコ・プラハ
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本DB収録 1 点

ロプコヴィッツ・コレクション

The Lobkowicz Collections

チェコの貴族ロプコヴィッツ家が数百年にわたって築いた、ヨーロッパ有数の古い私的な美術収集。ナチスと共産党政権に没収されたのち、1989年のビロード革命を経て一族が取り戻し、プラハ城のロプコヴィッツ宮殿とネラホゼヴェス城で公開している。ブリューゲル《干草の収穫》が名高い。

解説OVERVIEW

概要

ロプコヴィッツ・コレクションは、ボヘミアの貴族ロプコヴィッツ家が数百年にわたって築いた美術品の収集で、非営利団体ロプコヴィッツ・コレクションズが管理している。公式サイトによれば、2000年以上前にさかのぼる品々を含む、ヨーロッパで最も古く最も優れた私的な美術収集の一つで、絵画や工芸品、武具、楽器や楽譜の手稿、6万5000冊の蔵書と歴史文書からなる。品数はおよそ2万点にのぼり、現在はプラハ城の中にあるロプコヴィッツ宮殿と、プラハ北方のネラホゼヴェス城で公開されている。

収蔵品

公式サイトによれば、およそ1500点の絵画の中には、ピーテル・ブリューゲル(父)とカナレットの名作、マドリードとウィーンに次ぐ3番目の規模とされるスペイン・ルネサンスの肖像画の収集、ヴェロネーゼ、ディエゴ・ベラスケス、ピーテル・パウル・ルーベンス、ベッロット、ルーカス・クラナッハ(父)の作品、ハンス・フォン・アーヘンらプラハの宮廷画家による中欧の肖像画、オランダ・フランドル・ドイツの風俗画がある。工芸品では、現存する最大の17世紀のデルフト焼の食器一式が知られる。音楽の収集は、モーツァルトが編曲したヘンデル《メサイア》や、ベートーヴェンの交響曲第3番《英雄》、第4番、第5番の書き込み入りの楽譜を頂点とする。ベートーヴェンの《英雄》は1804年にウィーンのロプコヴィッツ宮殿で初演され、ベートーヴェンの主要な後援者だった第7代ロプコヴィッツ侯フランツ・ヨーゼフ・マクシミリアンに献呈された。

歴史

一族の歩みを紹介する公式サイトによれば、ロプコヴィッツ家の起源が初めて記録に現れるのは1390年である。1939年3月15日にナチス・ドイツがチェコスロヴァキアに侵攻すると、マックス・ロプコヴィッツは直前に家族とロンドンへ逃れ、一族の財産と収集はすべてナチスに没収された。戦後の1948年には共産党政権がふたたびすべての財産を没収した。1989年のビロード革命ののち、1991年にウィリアム・E・ロプコヴィッツがチェコスロヴァキアに戻って返還の手続きを始め、一族は25年以上をかけて収集を取り戻し、まとめ直し、修復してきた。1997年にネラホゼヴェス城で最初の常設展示が開かれ、2007年にはロプコヴィッツ宮殿の博物館が開館した。

見学

ロプコヴィッツ宮殿は16世紀の宮殿で、プラハ城の敷地の中、イジー通り(Jiřská)3番地にある。公式サイトによれば、博物館は21の展示室からなり、一族の2世代と学芸員が英語で語る音声ガイドとともに、ボヘミアとヨーロッパの歴史をロプコヴィッツ家の視点からたどる構成になっている。宮殿のバルコニーからはプラハの街並みを一望できる。

収録作品COLLECTION

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