
《自画像》1542〜1543年頃、ウフィツィ美術館(素描。四辺の拡張と後世の加筆あり)
Wikimedia Commons / ウフィツィ美術館 / Public domain- 生没年
- 1497–1543年
- 国籍
- 神聖ローマ帝国(アウクスブルク)
- 様式
- 北方ルネサンス
本DB収録 1 点
ハンス・ホルバイン(子)
Hans Holbein the Younger
1497年から翌年の冬に南ドイツのアウクスブルクに生まれ、1543年にロンドンで没した画家。バーゼルで活躍したのちイングランドに渡り、ヘンリー8世の宮廷で精緻な肖像画を描いた。
略歴BIOGRAPHY
生涯
ロンドン・ナショナル・ギャラリーによれば、1497年から翌年にかけての冬、南ドイツのアウクスブルクに生まれ、画家だった父ハンス・ホルバイン(父)から絵を学んだ。スイスのバーゼルに移って1519年に同地の画家組合に加わり、木版画の下絵、壁画、板絵を手がける。1526年、人文学者エラスムスの推薦状を携えてイングランドに渡り、トマス・モアを頼った。いったんバーゼルに戻ったのち、1532年にイングランドに定住し、国王ヘンリー8世の宮廷で王や廷臣たちの肖像を描いた。1543年、ペストが流行するロンドンで没した。
様式の変遷
北方の細密な油彩の伝統を受け継ぎ、人物の顔立ちから衣服、宝石や毛皮、器物の質感までを、筆の跡を残さない精緻な描写で描き分けた。同館は、宝飾品や金工の意匠も手がけた、多才で技術に優れた画家と評している。バーゼル時代には宗教画や建物の壁画も描いたが、イングランドでは宮廷の人々の姿をありのままに、しかし威厳をもって描く肖像画家となった。
代表作
《大使たち》(1533年)、《デンマークのクリスティーナ(ミラノ公妃)》(1538年)、《リスとムクドリを連れた婦人》(1526〜1528年頃)は、いずれもロンドン・ナショナル・ギャラリーにある。ほかにエラスムスの肖像がよく知られる。
影響
北方ルネサンスの肖像画を代表する画家の一人で、ヘンリー8世の時代の宮廷の人々の姿は、その多くがホルバインの肖像画と素描によって今日に伝えられている。
代表作MAJOR WORKS
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