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トマス・コールの肖像

マシュー・ブレイディによるダゲレオタイプ(1844〜1848年頃、アメリカ議会図書館)

Wikimedia Commons / アメリカ議会図書館 / Public domain
生没年
1801–1848年
国籍
アメリカ合衆国(イングランド生まれ)
様式
ハドソン・リバー派
本DB収録 2 点

トマス・コール

Thomas Cole

1801年にイングランドのボルトンで生まれ、1848年にニューヨーク州キャッツキルで没した画家。アメリカの雄大な自然を描き、ハドソン・リバー派の祖とされる。

略歴BIOGRAPHY

生涯

メトロポリタン美術館によれば、1801年にイングランドのランカシャー州ボルトンに生まれ、17歳で家族とともにアメリカに渡った。フィラデルフィアで木版彫師として働き、オハイオやピッツバーグでは父の壁紙工場を手伝いながら、肖像や風景を描いた。1825年春にニューヨークへ移り、ハドソン川をさかのぼって描いたキャッツキル山地の風景3点が書店の飾り窓に並ぶと、画家ジョン・トランブルが1点を買い、ほかをウィリアム・ダンラップとアッシャー・B・デュランドに勧めた。1829年から1832年までイギリスとイタリアに学び、1841〜1842年にもローマを訪れる。トマス・コール国定史跡によれば、キャッツキルの屋敷シーダー・グローブにアトリエを構え、1836年にマリア・バートウと結婚した。1848年2月11日、同地で没した。

様式の変遷

同館によれば、トランブルが若い画家の作品に見いだしたのは、アメリカの風景の荒々しさの感覚だった。劇的な形と力強い筆づかいで、イギリスの崇高の美学やターナー、コンスタブルに学んだ風景を描く。パトロンのルーマン・リードのための連作《帝国の推移》や、4点の連作《人生の航路》のように、風景に歴史や寓意を重ねた作品へ進んだ。トレド美術館によれば、自らを「風景に建築や歴史などを交えて描く」画家と称し、建築への関心も強かった。ワシントン・ナショナル・ギャラリーは、オハイオ州議会議事堂の設計案の習作を持つ。

代表作

《オックスボウ》(1836年、メトロポリタン美術館)、連作《帝国の推移》(1833〜1836年、ニューヨーク歴史協会)、連作《人生の航路》(1840年、マンソン・ウィリアムズ・プロクター芸術研究所。1842年の第2作はワシントン・ナショナル・ギャラリー)、《建築家の夢》(1840年、トレド美術館)が知られる。

影響

メトロポリタン美術館によれば、コールに続いたアメリカの風景画家たちの世代はハドソン・リバー派と呼ばれるようになり、コールはその「父」とされる。弟子フレデリック・エドウィン・チャーチが、その流れを大きく広げた。トマス・コール国定史跡は、コールが絵と文章を通じて風景の保護を訴えたことも伝える。

代表作MAJOR WORKS

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