アントニオ・マレスコッティ(帰属)《ピサネロのメダル》、ブロンズ、バルジェッロ国立博物館
Sailko / バルジェッロ国立博物館 / CC BY-SA 3.0- 生没年
- 1395–1455年
- 国籍
- イタリア
- 様式
- 国際ゴシック
ピサネロ
15世紀前半に北イタリアの宮廷で活躍した画家、メダル作家。国際ゴシック様式を代表する一人で、細密画家のような描写の板絵と、肖像入りの記念メダルで知られる。1455年頃にローマで没した。
略歴BIOGRAPHY
生涯
ja.wp によれば、本名をアントニオ・ディ・プッチョ・ピサーノといい、1395年頃にピサで生まれ、少年期をヴェローナで過ごした。ロンドン・ナショナル・ギャラリーは、ヴェローナ生まれの可能性も挙げる。同館によれば、ピサ、ヴェネツィア、フィレンツェ、マントヴァ、ローマ、フェラーラ、ミラノ、ナポリで記録が残り、とりわけフェラーラのエステ家とマントヴァのゴンザーガ家の宮廷に仕えた。ja.wp によれば、1427年に没したジェンティーレ・ダ・ファブリアーノの助手を務め、ローマでその未完の壁画を仕上げた。晩年はナポリのアラゴン王の宮廷で過ごし、ルーヴル美術館の記録によれば、1455年にローマで没した。
様式の変遷
ロンドン・ナショナル・ギャラリーによれば、壁画と板絵の画家であり、メダル作家でもあった。わずかに残る板絵は、細密画家のような精妙な細部と注意深い観察を特徴とする。装飾的な画風は、ジェンティーレら15世紀初めの画家の豪華さと画面の意匠への関心を受け継ぐ。主題には、アーサー王伝説などの宮廷の物語が多く、注文主の貴族たちの騎士道の理想を映している。ルーヴル美術館には、動物を描いた素描の大きなまとまりが残る。
代表作
《公女の肖像》(ルーヴル美術館)、《聖エウスタキウスの幻視》と《聖母子と聖アントニウス、聖ゲオルギウス》(ロンドン・ナショナル・ギャラリー)、ヴェローナのサンタナスタジア聖堂の壁画《聖ゲオルギウスと王女》(1436〜1438年頃)が知られる。
影響
ja.wp によれば、生前はむしろメダル作家として名高く、肖像を浮き彫りのように鋳造して裏面に寓意の図像を配する記念メダルの形を確立した。ゴシックの宮廷美術の最後の担い手とされ、作品の多くは長く他の画家の作と考えられていた。