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ポール・シャバの肖像

ヴィルヘルム・ベンク撮影の写真(1897年刊の画家名鑑『わが国の画家と彫刻家』より)

Wikimedia Commons / Public domain
生没年
1869–1937年
国籍
フランス
様式
アカデミック美術
本DB収録 1 点

ポール・シャバ

Paul Émile Chabas

1869年にナントで生まれ、1937年にパリで没したフランスの画家。ブグローらに学んだアカデミックな画家で、優美な肖像画と、湖や川で水浴する女性の裸体画で知られる。

略歴BIOGRAPHY

生涯

1869年3月7日、フランス西部のナントに生まれた。画家モーリス・シャバの弟である。フランス歴史科学委員会(CTHS)の人物事典によれば、1884年からパリのアカデミー・ジュリアンで、ウィリアム・アドルフ・ブグローとトニ・ロベール=フルーリーの教室に学び、フランス芸術家協会のサロンに出品を重ねた。1899年にサロンの国家賞を受け、奨学金でイタリア、ギリシャ、ノルウェー、アルジェリアを旅した。1900年のパリ万国博覧会で金メダルを、1912年のサロンで名誉賞を得る。芸術アカデミー(アカデミー・デ・ボザール)によれば、1921年2月5日、画家リュック=オリヴィエ・メルソンの後任として会員に選ばれた。1925年にはフランス学士院の院長を務め、1926年からフランス芸術家協会の会長となった。1937年5月10日、パリで没した。

様式の変遷

ブグローらのもとでアカデミック美術の教育を受けた。1961年のアメリカン・ヘリテージ誌の記事によれば、長く優美な肖像画の画家として知られた。1895年には、出版者アルフォンス・ルメールの注文で、パリ近郊ヴィル=ダヴレーの庭に集う作家たちを描いた《アルフォンス・ルメール氏のもとで》を制作し、オルセー美術館はそのための頭部の習作を所蔵する。同じ記事によれば、湖や川で水浴びをする若い女性の裸体も、柔らかな薔薇色がかった灰色の調子で数多く描いた。オルセー美術館の《たそがれに》(1905年頃)は、夕暮れの岩場の湖のほとりに立つ若い女性の裸体を描き、1906年に国が買い上げた。

代表作

《アルフォンス・ルメール氏のもとで》(1895年)、《たそがれに》(1905年頃、オルセー美術館)、湖で水浴びする女性と子どもを描いた《初めての水浴》(1907年頃、パリのプティ・パレ)、《9月の朝》(1912年頃、メトロポリタン美術館)がある。

影響

アメリカン・ヘリテージ誌の記事によれば、アヌシー湖の岸辺で描いた《9月の朝》が、画家の名を国外に広めた。1913年、アメリカでその複製の展示が風紀の取り締まりを受けたことから騒ぎが起き、複製が大量に出回ったが、画家はそこから何も得なかった。1937年に富と名声のうちに没したとき、部屋にあった絵は、《9月の朝》を記憶をもとに描いた写しただ一点だったという。

代表作MAJOR WORKS

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