
1900年の肖像写真(『アート・ジャーナル』掲載)
Wikimedia Commons / Public domain- 生没年
- 1852–1922年
- 国籍
- イギリス
- 様式
- ラファエル前派
エドモンド・レイトン
1852年にロンドンで生まれ、1922年に同地で没したイギリスの画家。中世の騎士物語や18世紀風の恋の場面を、緻密な細部と甘美な情感で描いた。ラファエル前派の最後の世代に数えられる。
略歴BIOGRAPHY
生涯
サザビーズの解説によれば、1852年9月21日、画家チャールズ・ブレア・レイトンのひとり息子としてロンドンに生まれた。画家フレデリック・レイトンとは血縁がない。父は32歳で早世し、ユニヴァーシティ・カレッジ・スクールで学んだのち、商人の道を勧められて、昼はロンドンのシティで働き、夜はサウス・ケンジントン美術学校やヘザリー美術学校に通った。21歳で勤めを辞め、1874年にロイヤル・アカデミー付属美術学校に入学した。日本語版ウィキペディアによれば、初めは詩集や雑誌のモノクロの挿絵を手がけた。1885年に結婚し、息子のエリック・ジョン・ブレア・レイトンも画家になった。1922年9月1日にロンドンで没した。
様式の変遷
サザビーズによれば、ロイヤル・アカデミー展への最初の出品は1878年の《A Flaw in the Title》で、以後も文学に取材した、ロマンティックな題の絵を出し続けた。作品は、18世紀風の恋人たちの逢い引きと、『アーサー王の死』やシェイクスピアに取材した中世の英雄やヒロインの劇的な場面とに大きく分かれる。日本語版ウィキペディアによれば、1920年まで同展に油彩を出し続けたが、準会員にも会員にも選ばれなかった。
代表作
《安全祈願》(1900年、個人蔵)のほか、《ゴダイヴァ夫人》(1892年、リーズ市立美術館)、《騎士号授与》(1901年)が知られる。
影響
サザビーズは、レイトンを、友人のフランク・ディクシーやジョン・ウィリアム・ウォーターハウスとともに、ラファエル前派の最後の、最も手の込んだ段階を担った画家とする。騎士道を描いた絵は、のちの映画の作り手が思い描く中世の姿にも影響を与えたという。