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《シュトゥッパハの聖母》

Stuppacher Madonna
《シュトゥッパハの聖母》マティアス・グリューネヴァルト
Wikimedia Commons / シュトゥッパハのマリア戴冠教会 / Public domain 拡大して見る ⌕
PLATE
作者
マティアス・グリューネヴァルト
制作年
1516–1519年
素材
板(針葉樹) / 混合技法
寸法
186 × 150 cm
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長い金髪を垂らした聖母が庭に座り、膝の上に立つ幼子イエスを抱く。頭上には虹がかかり、左上の雲間には天の光と天使たちが見える。右には百合を挿した壺と細い木、奥には大きな教会が描かれる。

概要

《シュトゥッパハの聖母》(独: Stuppacher Madonna)は、ドイツの画家マティアス・グリューネヴァルトが描いた聖母子の板絵である。ドイツ南西部バート・メルゲントハイムのシュトゥッパハ地区にあるシュトゥッパハのマリア戴冠教会が所有する。所有する教会によれば、イーゼンハイム祭壇画と並ぶ画家の代表作で、1516年から1519年にかけて、アシャッフェンブルクの参事会教会ザンクト・ペーター・ウント・アレクサンダーのために注文されたマリア・シュネー祭壇の中央の画面として描かれた。ドイツ語版ウィキペディアによれば、縦186センチ、横150センチである。

画面の読み解き

ドイツ語版ウィキペディアによれば、聖母は井戸の縁か腰掛けに座り、長い金髪を垂らして冠はかぶらない。膝の上に立つ幼子に顔を向け、左手でいちじくを差し出し、右手で幼子を支える。頭上には虹がかかり、左上では天が開いて、父なる神と天使たちが見える。右の木は葉と花と実を同時につけ、根もとの壺にはばらと聖母の百合が挿される。その奥には大きな控え壁をもつ教会があり、ストラスブール大聖堂の細部が見いだされている。左には白い陶器の鉢と数珠、水差し、木の十字架に絡むいちじくの木、十字形の閉じた門のある庭と蜜蜂の巣箱、遠くの村と山並みが描かれる。同記事によれば、細部の多くは、聖母を「教会の母」として表すものと解されている。

技法・様式

ドイツ語版ウィキペディアによれば、質のよい針葉樹の板に描かれ、下の部分には細かい布が張られている。画家は顔料の結合剤にさまざまなテンペラを用いており、混合技法と呼ばれる。画面は左下から右上への対角線で二分され、教会のある右側は暗く重く、左側は明るく軽やかに見える。聖母の姿はイーゼンハイム祭壇画の聖母と似ている。

来歴

所有する教会によれば、絵はもともとアシャッフェンブルクの参事会教会のマリア・シュネー礼拝堂にあり、1516年から三翼の祭壇の中央の画面だった。1532年、マインツ大司教アルブレヒト・フォン・ブランデンブルクから、メルゲントハイムのドイツ騎士団への贈り物となり、たびたび修復され、時代の好みに合わせて塗り直されて、ルーベンスの作とされた。1809年にドイツ騎士団が廃止されたのち、1812年、騎士団の司祭でもあった教区のバルタザール・ブルームホーファー神父によって、シュトゥッパハのマリア戴冠教会に迎えられた。祭壇の右翼《雪の奇跡》は、教会の解説によれば352年にローマで起きた奇跡を描き、左翼は失われている。

意義

所有する教会によれば、1908年にテュービンゲンのランゲ教授がグリューネヴァルトの作と認め、村は1926年から1931年まで、シュトゥットガルトのフォン・テッテンボルン教授に徹底した修復を任せた。そのあいだに、後期ゴシックの教区教会に、この絵のための礼拝堂が増築された。ドイツ語版ウィキペディアによれば、2011年から翌年にかけて、ドレスデンの展覧会のあとにバーデン=ヴュルテンベルク州の文化財保護局で修復が行われた。