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《照夜白図》

照夜白圖
《照夜白図》韓幹
Wikimedia Commons / メトロポリタン美術館 / CC0 拡大して見る ⌕
PLATE
作者
韓幹
制作年
750年
素材
紙 / 水墨
寸法
30.8 × 34 cm
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黒い杭につながれた白い馬が、目を見開き、鼻を広げ、たてがみを逆立てて、跳ねるように身をよじる。そのまわりを、後の時代の持ち主たちが押した赤い印と書き込みが埋めている。

概要

《照夜白図》(英: Night-Shining White)は、唐の画家韓幹の作とされる、750年頃の紙本墨画の手巻である。絵の部分は縦30.8センチ、横34センチで、表装を含めると長さ11.4メートルに及ぶ。ニューヨークのメトロポリタン美術館が所蔵する。所蔵館によれば、玄宗(在位712〜756年)の軍馬を描いた肖像で、韓幹の作とされる作品の中で最も名高く、中国絵画でおそらく最も偉大な馬の肖像である。

画面の読み解き

黒と白の縞の杭に手綱でつながれた白い馬が、首をひねって口を開き、いななきながら前脚を上げ、跳ねるように体をよじっている。所蔵館によれば、燃えるような目、広がった鼻孔、踊るような蹄を持つこの気性の激しい馬は、「血の汗を流す」と言われ、実は竜が姿を変えたものだとされた中央アジアの「天馬」をめぐる中国の伝説を体現している。馬の首から前の部分は細い墨の線と淡い暈しで描かれ、胴の後ろは輪郭の線だけで白く残る。絵のまわりと表装の余白には、後の所有者や鑑賞者が押した印と書き込みが、びっしりと加えられている。

技法・様式

同館の学芸員方聞(ウェン・フォン)の著書『Beyond Representation』(1992年)によれば、描かれているのは、フェルガナから来たいわゆる天馬の名高い品種の軍馬である。画面には1頭しかいないが、もとは皇帝の厩の名馬を何頭も横に連ねて描いた絵だった可能性がある。横顔の頭、開いた口、弓なりの首、丸く滑らかな後ろ半身という線の型は漢代の馬の像から受け継いだものだが、画家は自然をよく観察し、左の前脚と右の後ろ脚が同時に地に着く動きまで正しく描いて、立体として一つにまとまった姿に仕上げている。

来歴

所蔵館によれば、画家の署名や印はない。南唐の皇帝李煜(在位961〜975年)が、楷書で「韓幹画照夜白」と記し、花押を添えている。方聞によれば、題跋と印は作品の来歴を9世紀まで遡らせ、当時は張彦遠の収集にあった可能性もある。所蔵館は、1000年以上にわたって加えられた印と書き込みが、作品の伝来と後の世代への影響を生き生きと伝えるとし、これを中国の収集と鑑定の文化の特色とする。1977年、ディロン基金の寄付で同館が購入した。所蔵番号1977.78。2026年9月時点では展示されていない。

意義

所蔵館によれば、本作の取得は、学芸員方聞のもとでアジア美術部門を立て直そうとする当時の館長の初期の決意を示すもので、理事ダグラス・ディロンの支援で実現した。方聞は、形と構造が作品を8世紀に位置づけ、比類のない描線が名手本人の手を示すとしている。唐代の宮廷の巻物で今日に伝わるものはごくわずかで、本作はその数少ない一つである。