ファンシー・ピクチャー
Fancy picture
18世紀のイギリスで流行した絵の一種。テートの用語解説によれば、日常の情景を描きながら、想像や創作、物語の要素を加えた絵をいう。1737年にジョージ・ヴァーチューが、フィリップ・メルシエの絵を「ファンシー」と呼んだのが最初とされ、作品は版画の複製で広まった。ジョシュア・レノルズは、ゲインズバラが晩年の10年に描いた、農民や物乞いの子どもの絵をこの名で呼んだ。テートの展示解説は、人物、とくに女性や子どもに役を演じさせる絵とし、実在の女優を描いても肖像画としては出品されなかった例を挙げる。レノルズの《無垢の時代》がよく知られる。