
マリアン・コリア《制作中の画家(ジョン・コリア)》1882〜1883年頃、ナショナル・ポートレート・ギャラリー
Wikimedia Commons / ナショナル・ポートレート・ギャラリー / Public domain- 生没年
- 1850–1934年
- 国籍
- イギリス
- 様式
- ラファエル前派
ジョン・コリア
1850年にロンドンで生まれ、1934年に同地で没したイギリスの画家・著述家。同時代を代表する肖像画家の一人で、文学や神話、歴史に取材した物語画も描いた。ラファエル前派の流れに連なる。
略歴BIOGRAPHY
生涯
英語版ウィキペディアによれば、1850年1月27日、のちに初代モンクスウェル男爵となる法律家・政治家ロバート・コリアの子として生まれた。イートン校で学び、スレイド美術学校、パリのジャン=ポール・ローランスのもと、1875年からはミュンヘン美術院で絵を学んだ。1879年、科学者トマス・ヘンリー・ハクスリーの娘で画家のマリアンと結婚し、ロンドンのチェルシー、タイト・ストリートのアトリエ付きの家に住んだ。マリアンは1887年に亡くなり、1889年にその妹エセルと再婚した。1934年4月11日に没した。
様式の変遷
ナショナル・ポートレート・ギャラリーの後期ヴィクトリア朝肖像目録は、コリアを肖像画家・美術著述家として、1877年から1909年の肖像を載せる。英語版ウィキペディアによれば、同世代で最も名の知れた肖像画家の一人で、ダーウィンやキップリング、ハクスリーら各界の人物を描いた。文学や神話、歴史から一、二人の人物を取り出す物語画や、日常の一場面を描く「問題画」も手がけた。美術史家ジェフリー・アシュトンは、筆跡を残さない平らな塗りを地味としながらも、強く意外な色彩感覚が、気分と外見の両方に落ち着かないほどの迫真性を生むと評した。
代表作
《リリス》(1887年、アトキンソン美術館)のほか、《ゴダイヴァ夫人》(1898年頃、コヴェントリーのハーバート美術館)が知られる。
影響
日本語版ウィキペディアによれば、本人が書き残した肖像のモデル台帳の写しがナショナル・ポートレート・ギャラリーの資料室にあり、モデルの名や日付、報酬まで記されている。ドイツ語版ウィキペディアは、《リリス》を、コリアが近かったラファエル前派の作品の系譜に置く。