
カール・クリスティアン・フォーゲル・フォン・フォーゲルシュタインによる肖像
Wikimedia Commons / Public domain- 生没年
- 1788–1857年
- 国籍
- ノルウェー
- 様式
- ロマン主義
ヨハン・クリスチャン・ダール
1788年にベルゲンで生まれ、1857年にドレスデンで没したノルウェーの画家。コペンハーゲンで学んだのちドレスデンに住み、故国の山とフィヨルドを描いて国外で名声を得た。
略歴BIOGRAPHY
生涯
『ノルウェー人名事典』によれば、1788年2月24日にベルゲンで、船乗りで漁師の父のもとに生まれた。町の装飾画家の工房で徒弟として働き、劇場の背景や肖像、ベルゲン周辺の景色を描いた。後援者リューデル・サーゲンらの募金で、1811年にコペンハーゲンの美術アカデミーへ進む。1818年9月にドレスデンへ移り、1820年に同地のアカデミーの会員となった。同年から翌年にかけてイタリアに滞在し、1824年にはフリードリヒとともに員外教授に任じられた。1826年、念願だった故国ノルウェーへの旅に出る。1857年10月14日、ドレスデンで没した。
様式の変遷
同事典によれば、若い頃からロイスダールやエーフェルディンゲンの北方の風景画に学びつつ、何よりも自然を研究しようとした。1816年に帰国したエカスベアの明るい色にも触れ、自然の色合いを新しい目で見るようになる。1817年からは、生涯にわたって自然を前に油彩の習作を描いた。ドレスデンではカスパー・ダーヴィト・フリードリヒと同じ家に住み、ともに作品を展示した。内省的なフリードリヒが超越的なあこがれを独特の気分の風景に表したのに対し、快活なダールは、より地に足のついた劇的な主題に向かった。
代表作
オスロ国立美術館の《ソグネフィヨルドの冬》(1827年)のほか、ノルウェーの旅の素描をもとにした大作《フォルトゥン谷》(1836年)、《スタールハイム》(1842年)が知られる。
影響
同事典によれば、国外で名声と地位を得た最初のノルウェーの画家である。ドレスデンではクヌート・バーデやペーダー・バルケらノルウェーの画家を教えた。集めた古い絵のうち76点を、1840年代に新設のノルウェー国立美術館へ売った。また1840年、取り壊されかけたヴァングの木造教会を競売で買い取り、のちにプロイセン王に売って再建させた。