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アレクセイ・サヴラソフの肖像

ワシーリー・ペロフ《画家A・K・サヴラソフの肖像》1878年、トレチャコフ美術館

Wikimedia Commons / トレチャコフ美術館 / Public domain
生没年
1830–1897年
国籍
ロシア帝国
様式
移動派
本DB収録 1 点

アレクセイ・サヴラソフ

Alexei Savrasov

1830年にモスクワで生まれ、1897年に同地で没したロシアの風景画家。ロシアの田園の何気ない眺めを叙情豊かに描き、移動派の創設に加わった。教え子のレヴィタンから「ロシア風景画の創始者」と呼ばれた。

略歴BIOGRAPHY

生涯

トレチャコフ美術館の英文誌の記事(2005年)によれば、商人の子としてモスクワのザモスクヴォレチエ地区で育ち、12歳の頃には独学で風景を描いて売っていた。父は反対したが、モスクワ絵画彫刻学校の風景画の教師カール・ラブスらの説得で、1844年に同校に入学した。1854年の展覧会で名を上げ、24歳で帝国芸術アカデミーの会員となった。1857年、ラブスの没後に同校の風景画の教師となり、25年にわたって教えた。1862年にはロンドン万国博覧会を訪れ、スイスなどを旅した。1880年代に家庭が壊れて酒に溺れ、学校の職を失ったが、晩年にも風景画を描き続け、1897年に没した。

様式の変遷

同じ記事によれば、1850年代にはすでにロシアの代表的な風景画家とみなされていた。1860年代半ばからは、ロシアの村や森、野の素朴な眺めに目を向け、1870年代の初めにはヴォルガ河畔を旅して数多くの写生を重ねた。雨に洗われた野、夜明けや夕暮れの村はずれ、渡り鳥など、自然の移ろいを繊細に感じとる題材を好んだ。

代表作

《ミヤマガラスの飛来》(1871年、トレチャコフ美術館)のほか、同館の《オラニエンバウム近郊の眺め》(1854年)、《ソコリニキのロシヌイ島》(1869年)が知られる。

影響

同じ記事によれば、移動派の創設者の一人で、その理事も務めた。教え子のイサーク・レヴィタンは師を「ロシア風景画の創始者」と呼び、その芸術が風景画の「叙情」を引き出したと述べた。サヴラソフが残したものによって、19世紀後半のモスクワの画家たちは、ロシアの自然との一体感に満ちた作品を生み出したという。

代表作MAJOR WORKS

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