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NO PORTRAIT
生没年
1284–1344年
国籍
シエナ共和国
様式
ゴシック
本DB収録 1 点

シモーネ・マルティーニ

Simone Martini

1284年頃にシエナに生まれ、1344年にアヴィニョンで没した画家。ドゥッチョの流れをくむシエナ派を代表し、金地に優美な線で描く画風で、ナポリの王家やアヴィニョンの教皇庁に迎えられた。

略歴BIOGRAPHY

生涯

ワシントン・ナショナル・ギャラリーによれば、シエナの生まれとみられ、生年はヴァザーリの伝える不確かな情報で1284年とされる。ロンドン・ナショナル・ギャラリーは、ドゥッチョの工房で学び、1311年に完成したシエナ大聖堂の《マエスタ》の仕上げを手伝った可能性があるとする。1315年、シエナの政庁パラッツォ・プッブリコに壁画《マエスタ》を完成させ、まもなくナポリのアンジュー家の宮廷から注文を受けた。続いてアッシジのサン・フランチェスコ聖堂下堂で、聖マルティヌス礼拝堂の壁画を描く。1324年に画家メンモ・ディ・フィリップッチョの娘ジョヴァンナと結婚し、その兄弟リッポ・メンミと工房を営んだ。1335年、名声の頂点でアヴィニョンの教皇庁に招かれ、1344年6月30日に遺言を残して、まもなく同地で没した。

様式

メトロポリタン美術館によれば、シモーネはドゥッチョの叙情的な面を推し進め、際立つ洗練と描写の力で、当時最も求められた画家の一人になった。ワシントン・ナショナル・ギャラリーは、1328年頃の騎馬像の壁画《グイドリッチョ・ダ・フォリアーノ》などの後期の作品で、シモーネがシエナの画家だけでなく、14世紀後半のフランスの宮廷の画家たちにも手本とされる様式の理想をつくったとする。

代表作

《聖女マルガリータと聖アンサヌスのいる受胎告知》(1333年、ウフィツィ美術館)は、リッポ・メンミとの共作である。ほかに、パラッツォ・プッブリコの《マエスタ》(1315年)、《弟ロベルトに王冠を授けるトゥールーズの聖ルイ》(1317〜1319年頃、カポディモンテ美術館)、ピサのサンタ・カテリーナ聖堂の多翼祭壇画(1319〜1320年)が知られる。

影響

アヴィニョンでは、ペトラルカの愛したラウラの肖像(失われた)や、詩人の求めによるウェルギリウスの写本の扉絵(ミラノ、アンブロジアーナ図書館)を描き、ペトラルカはたびたびシモーネを称えた。メトロポリタン美術館は、細かな刻印を施した表面と優美な自然らしさが、パリからプラハまでの宮廷美術、いわゆる国際ゴシック様式の土台になったとしている。

代表作MAJOR WORKS

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