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パウルス・ポッテルの肖像

バルトロメウス・ファン・デル・ヘルスト《パウルス・ポッテルの肖像》(1654年、マウリッツハイス美術館)

Wikimedia Commons / マウリッツハイス美術館 / Public domain
生没年
1625–1654年
国籍
ネーデルラント連邦共和国
様式
オランダ黄金時代の絵画
本DB収録 1 点

パウルス・ポッテル

Paulus Potter

オランダ黄金時代の画家。牛や羊などの家畜を低い視点から細やかに描き、等身大の《若い牡牛》で知られる。エンクハイゼンに生まれ、デン・ハーグで活動したが、28歳で世を去った。

略歴BIOGRAPHY

生涯

マウリッツハイス美術館の画家解説によれば、1625年にエンクハイゼンで画家ピーテル・ポッテルの子として生まれ、幼いころから父に絵を学んだ。のちにデルフトとデン・ハーグに移り、画家の組合に加わって自分の名で注文を受けるようになった。顔の広い母やのちの義父の縁で裕福な顧客を得て、館の名の由来であるヨハン・マウリッツも作品に関心を寄せ、画家を訪ねている。1649年にはデン・ハーグのダンネ・ビールカーデにヤン・ファン・ホーイェンから家を借りて工房とし、1650年に棟梁で建築家のクラース・ダークスゾーン・ファン・バルケネインデの娘アドリアーナと結婚した。1654年、アムステルダムで結核のため28歳で没した。家族は「描きすぎ」が死を招いたと語ったという。

様式

館によれば、ありふれた家畜を細密に描き、牛の皮にとまるハエや羊の毛に残る鋏の跡まで写し取った。低い視点から描いて動物を画面いっぱいに大きく見せることが多く、動物を敬意をもって描いたことは当時として新しかった。作品の多くは農村の暮らしを描いた小さな風俗画だが、大画面の作品も5点が知られる。館の2024年の発表では、アイルランド国立美術館の《白い牡牛の頭》が、失われた大作《エウロペの略奪》の断片とみられ、6点目に数えられることになった。

代表作

館の解説が挙げる作品には、《若い牡牛》(1647年)、《水に映る牛》(1648年)、《牧場の牛》(1652年)がある。

影響

館によれば、《若い牡牛》は19世紀に館いちばんの呼び物となった。画家が亡くなった年にはバルトロメウス・ファン・デル・ヘルストが追悼の肖像を描き、未亡人アドリアーナが所蔵した。この肖像もいまはマウリッツハイス美術館にある。デン・ハーグで画家が暮らし制作した家は、「パウルス・ポッテルの家」として予約制で公開されている。

代表作MAJOR WORKS

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