クレジット方針 収録範囲について お問い合わせ
作品COLLECTION 画家ARTISTS 流派MOVEMENTS 時代PERIODS 所蔵MUSEUMS 様式史HISTORY 用語集GLOSSARY 検索SEARCH
ジョヴァンニ・バッティスタ・ティエポロの肖像

ヴュルツブルク司教館の階段室の天井画(1750〜1753年)に描き込まれた画家自身とされる人物

Wikimedia Commons / Public domain
生没年
1696–1770年
国籍
ヴェネツィア共和国
様式
ロココ
本DB収録 1 点

ジョヴァンニ・バッティスタ・ティエポロ

Giovanni Battista Tiepolo

1696年にヴェネツィアで生まれ、1770年にマドリードで没した画家。ヴェネツィア派の伝統を受け継ぎ、教会や宮殿の天井を神々や寓意像の舞う空に変えた。晩年はスペイン国王カルロス3世に招かれた。

略歴BIOGRAPHY

生涯

プラド美術館の人名解説(C. ホイッスラー執筆)によれば、1696年にヴェネツィアで生まれ、16世紀のヴェネツィア絵画を学ぶよう弟子に勧めたグレゴリオ・ラッザリーニのもとで修業した。フェデリコ・ベンコヴィチのテネブリズムや、ピアッツェッタの力強い写実からも影響を受ける。1719年に画家グアルディ家のチェチーリアと結婚し、9人の子をもうけた。息子のジョヴァンニ・ドメニコとロレンツォも画家になる。ヴェネツィアとその周辺、北イタリアの教会や館で仕事を重ね、ドイツのヴュルツブルク司教館の大階段も手がけた。1761年にスペイン国王カルロス3世に招かれ、1762年から1766年まで息子たちの助けを得てマドリードの新王宮の広間を飾り、その後も宮廷画家として王の注文に応えた。1770年3月、マドリードで没した。

様式

メトロポリタン美術館の論考(キース・クリスチャンセン、2003年)によれば、古代の歴史や神話、聖書や聖人伝を、壮大で演劇的な表現で描いた。ヴェネツィアのラビア宮殿などでは透視図法の専門家と組み、天井や壁を舞台のような虚構の空間に変えている。油彩の下絵(ボツェット)を、完成作と並べて集められるほどの作品に高めたことでも知られる。

代表作

ヴュルツブルク司教館の大階段の天井画《アポロンと四大陸》(1750〜1753年)、ヴェネツィアのラビア宮殿の《クレオパトラの饗宴》、マドリード王宮の天井画、アランフエスの王立教会のために描いた《無原罪の御宿り》(1767〜1769年、プラド美術館)が知られる。

影響

クリスチャンセンは、ティエポロを18世紀ヨーロッパでおそらく最も偉大な画家とし、夢のような版画はゴヤに影響を与えたかもしれないとする。一方、晩年のスペインでは新古典主義のメングスの洗練された様式が宮廷に好まれ、アランフエスの祭壇画も数年で取り替えられた。日本語版ウィキペディアによれば、没後は新古典主義の台頭とともに評価が急速に下がった。

代表作MAJOR WORKS

広告